MetaDecidim Japan & Decidimとは?
Decidimとは?
Decidimは、「我々で決める」を意味するカタルーニャ語にちなんで、2016年にバルセロナで誕生したオープンソースの参加型民主主義プラットフォームです。このソフトウェアは、さまざまな方法でボトムアップの参加をオンラインでサポートします。
例えば、市民が都市開発/政策に関する提案や議論をし、自治体と共同で改善することができます。また、市民らの提案について専門家と対話したり、提案を検討したり、実行コストを見積もることができます。最終的には、どの提案を実施するかを投票で決め、その実施状況をオンラインで確認することができます。また、イベントの登録、会議の議題や議事録の共有など、対面での参加をサポートする機能も備えています。
バルセロナで2016年にスタートしたのち、世界各地に広がり、スペイン、フィンランド、台湾などをはじめとして450以上のサイト、100万ユーザーが利用しています(2023.1時点)。
Decidimの3つの特徴
① Decidimは、参加型のプラットフォームのひとつです。 市民が、その街の戦略的な計画のなかに参加し、議論し、意思決定に関わるための場です。自治体のビジョンや予算を市民参加型で議論すること、市民から提案を受けた政策を実行することなど、様々な立場の方がともに考え、意思決定をしてゆく際のツールとして使われています。
②Decidimは、オープンソースで作られています。 どなたもオープンにコードを活用することができます。全ての市民や政府に対して開かれたものです。信頼できて、安全だと考えられるようにするためのもの。
③Decidimは一つのコミュニティです。 参加型のプロセスと意思決定のプロセスを結びつけようと考えてつくられています。そのため設計も民主的にスタートしており、Decidimプラットフォーム自体も参加型で作られています。これを使うあなたも、ぜひ一員として、Decidimを育てる活動に加わってください。
Decidimの理念
Social Contract / Democratic guarantees code
- Open to collaboration 全ての人がオープンに参加・協力でき参加できることを大切にしています。
- Transparency, traceability, integrity 透明性、トレーサビリティ、公正さが確保されることを大切にしています。 とくに、公的な機関に多く使われることを考えると、集める情報、集められかた、議論のプロセスや結果の透明性を大切にしています。また、このツールによって、議論のプロセスや結果、住民のニーズをアーカイブすることもできます。
- Democratic quality guarantees 民主主義の質を担保することを大切にしています。
- Privacy and security プライバシーを守り、プライバシーやセキュリティを保証することも重要なポイントです。
Decidimは、上記の特徴・理念を大切にしながら開発を進めています。まだまだ発展途上のプラットフォームなので、上記のプリンシプルをもとに、ぜひみなさんご協力ください!